魚種紹介<詳細画面>

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標準和名 ブリ
学名 Seriola quinqueradiata
画像 無題
(JPG:51.46KB)
地方名 ぶり、わらさ、いなだ、つばす、あぶこ(サイズで呼び名が変わる)
分類 スズキ目アジ科ブリ属
資源水準 高位
動向 増加
評価機関・年度 国 2016
特徴 上顎の上後角が角張る。胸鰭は腹鰭と同じ長さ。黄色縦帯は胸鰭の付け根を通らない。稜鱗(りょうりん 鋭い棘を持つ大きな鱗。ぜんご、ぜいごとも呼ぶ)がない。
漁法 定置網、まき網、釣りほか
来遊時期と魚体 0歳の夏から定置網で漁獲され、年内には尾叉長42p、1キログラム程度に成長する。翌年秋には60p、3キログラム程度、満2歳で6キログラム程度となり、一部の個体が成熟する。熊野灘では3〜4月の定置網によるブリの漁獲が多く、主体は6〜8キログラム、満3歳〜5歳程度。
体長組成グラフ  
成熟 熊野灘では、4〜5月を中心に、70cm程度で成熟する。
成熟度グラフ  
その他の資源情報1 最近年では熊野灘における0歳魚の加入が良くない年が続く一方、ブリ銘柄は好漁が続いている。また、標識放流の結果から、ワラサ銘柄までは大きな移動をせず、ブリになって産卵回遊のために西へ向かうことがわかっている。これらの状況から、ブリの好漁は熊野灘よりも東の海域に加入したブリが成長し、産卵のために西に向かったものが漁獲されたものと推測される。一方、熊野灘よりも東の海域におけるブリの加入状況については情報が少なく、資源評価や熊野灘の漁況を予測する上で問題となっている。
その他の資源情報1グラフ  
その他の資源情報2 太平洋沿岸各県が協働して記録型タグをつけたブリの標識放流に取り組んでいる。
その他の資源情報2グラフ  
年別漁獲量1  
年別漁獲量1グラフ  
年別漁獲量2  
年別漁獲量2グラフ  
近年の月別漁獲量  
近年の月別漁獲量グラフ  
研究成果1 熊野灘における漁獲物について、鱗の輪紋数から年齢を査定し、これまで想定されていたよりも小型かつ高齢魚を確認。(久野正博・岡田 誠 2015.鱗を用いた熊野灘ブリの年齢査定:黒潮の資源海洋研究17号)
研究成果1画像  
研究成果1文献  
研究成果2  
研究成果2画像  
研究成果2文献  
研究成果3  
研究成果3画像  
研究成果3文献  
研究成果4  
研究成果4画像  
研究成果4文献  
研究成果5  
研究成果5画像  
研究成果5文献  
関連リンク 我が国周辺の水産資源の現状を知るために
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