魚種紹介<詳細画面>

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標準和名 カタクチイワシ
学名 Engraulis japonicus
画像 無題
(JPG:46.65KB)
地方名 かたくち、えたれ
分類 ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属
資源水準 低位
動向 減少
評価機関・年度 国 2016
特徴 体はやや円筒形で口が大きく、下顎が上顎に比べ著しく小さい.腹部に稜鱗(りょうりん 鋭い棘を持つ大きな鱗)はない.
漁法 まき網、定置網、船びき網ほか
来遊時期と魚体 熊野灘(黒塗り)では冬春季に被鱗体長11cm以上の大型魚が主体となる。伊勢湾(白抜き)ではシラス〜成魚が5〜12月ごろ漁獲される。最近では秋生まれ群がその後の主体となる傾向がみられる。冬春季に来遊する大型魚は、北海道東方の親潮域から房総海域に南下する群れの一部で、熊野灘への来遊は資源豊度だけに左右されるものではなく、南下、あるいは途中の海域など、熊野灘以外の海況条件に影響を受けると考えられる。
体長組成グラフ 2004〜2013年の合計
(GIF:10.08KB)
成熟 熊野灘では、3月〜11月ごろ、伊勢湾では4〜11月ごろ、8cm程度で成熟する。
成熟度グラフ  
その他の資源情報1  
その他の資源情報1グラフ  
その他の資源情報2  
その他の資源情報2グラフ  
年別漁獲量1 熊野灘の中型まき網(左図)では、2000年台に入って漁獲量が増加し、年による変動が大きいものの年間漁獲量は1万トン程度で推移したが、2012年をピークに減少傾向となっている。一方、伊勢湾の船びき網(右図)では、2000年ごろから徐々に増加し、2008年以降の年間漁獲量は1万5千〜2万トン程度の高水準となっている。
年別漁獲量1グラフ 無題
(GIF:41.54KB)
年別漁獲量2  
年別漁獲量2グラフ  
近年の月別漁獲量 熊野灘における中型まき網による漁獲量(左図)は、過去に水揚げの多かった冬春季にほとんど水揚げがなく、夏秋季にマイワシやウルメイワシに混じって漁獲がみられている。一方、伊勢湾(右図)では6月から好調な水揚げがみられ、年間合計では過去10年平均並の高水準が維持されている。2017年1〜3月の熊野灘における中型まき網による漁獲量(左図)は、前年を上回り過去10年平均を大きく下回った。漁獲主体は12p前後であった。
近年の月別漁獲量グラフ 無題
(GIF:17.18KB)
研究成果1  
研究成果1画像  
研究成果1文献  
研究成果2  
研究成果2画像  
研究成果2文献  
研究成果3  
研究成果3画像  
研究成果3文献  
研究成果4  
研究成果4画像  
研究成果4文献  
研究成果5  
研究成果5画像  
研究成果5文献  
関連リンク 我が国周辺の水産資源の現状を知るために
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