魚種紹介<詳細画面>

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標準和名 マサバ
学名 Scomber japonicus
画像 無題
(JPG:54.91KB)
地方名 ひらさば
分類 スズキ目サバ科サバ属
資源水準 中位
動向 増加
評価機関・年度 国 2016
特徴 体側正中線上に黒色の斑点がないか,あっても背側の縞模様と連続する。背びれ第9棘までの基底長は尾叉長の12%以上。体の断面はゴマサバに比べ側扁する。
漁法 まき網、定置網、釣りほか
来遊時期と魚体 まき網による漁獲物の体長組成。夏から秋は尾叉長30cm未満の未成魚が主体で、それらの群れは熊野灘に比較的長期間滞留する。冬から春は32〜40cm程度の成魚が来遊する。
体長組成グラフ 2004〜2013年の合計
(GIF:6.4KB)
成熟  
成熟度グラフ  
その他の資源情報1 夏秋季に漁獲される0歳魚は複数の峰をもった体長組成を示し、それぞれ生まれ時期の異なる沿岸加入群と推定される。一方、冬春季に漁獲される明け1歳魚はゴマサバ同様遅生まれの沖合い加入群と推定される。なお、マサバは定置網、まき網いずれにおいても30cm未満ではゴマサバに混じって水揚げされるため、漁獲量として計上されない。また、ゴマサバに比べれば量はごくわずかである。しかし、毎年春季の定置網から出現し、ゴマサバ同様熊野灘で生育していることが確認されている。資源の主体は、ゴマサバ同様沖合い加入群であるが、マサバはゴマサバにくらべ、沿岸加入群の割合がより小さいようである。
その他の資源情報1グラフ  
その他の資源情報2  
その他の資源情報2グラフ  
年別漁獲量1 中型まき網では2011年まで20年以上、低水準の漁獲が続いたが、2012年に3歳魚となった2009年級群がまとまって来遊して急増し、翌年も比較的高い水準を維持した。熊野灘では、過去にも資源豊度の高い年級群が3歳、4歳になる春にマサバの漁獲量が多くなる現象が見られている。
年別漁獲量1グラフ 無題
(GIF:12.82KB)
年別漁獲量2  
年別漁獲量2グラフ  
近年の月別漁獲量 2016年の中型まき網による漁獲量は前年および過去10年平均を上回って推移したが、例年どおり6月以降は低調となった。なお、夏秋季には0歳魚がゴマサバと混じって水揚げされるが、近年ではマサバの方が主体となることがある。2017年1月の中型まき網による漁獲量は少なかったが、2月,3月は29pモードの4歳魚を主体に、前年および過去10年平均を大きく上回った。
近年の月別漁獲量グラフ 無題
(GIF:8.85KB)
研究成果1  
研究成果1画像  
研究成果1文献  
研究成果2  
研究成果2画像  
研究成果2文献  
研究成果3  
研究成果3画像  
研究成果3文献  
研究成果4  
研究成果4画像  
研究成果4文献  
研究成果5  
研究成果5画像  
研究成果5文献  
関連リンク 我が国周辺の水産資源の現状を知るために
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