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発行日 | 熊野灘周辺の概況 | 中型まき網 | 大型定置網 | 操作 |
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2023/6/2 | 黒潮蛇行北上部が熊野灘にかなり接近している。黒潮の速い流れの影響で、浮魚礁#2及び#4は、浮き沈みを繰り返している。6月1日に#4は、北東に振られ、水温24℃台を観測。定置ブイの表面水温は、早田では21℃台、阿田和では23℃台を観測。 | キハダ41t、カツオ13t、マアジ11t、マサバ2.2t、マルアジ0.4t | シイラ9.0t、マアジ4.2t、サバ類1.8t、サバフグ1.6t、イワシ類1.2t | 詳細 |
2023/5/26 | 黒潮蛇行北上部が熊野灘沖合に近づいているため、浮魚礁#4は北東に振られて、23℃台後半を観測している。熊野灘の表面水温は、過去5年平均よりも高く、平年よりも1℃ほど高い。 | カツオ19t、キハダ18t、マアジ17t、マサバ0.7t、シイラ0.4t | ワラサ6.2t、マアジ5.8t、シイラ4.4t、カンパチ4.1t、サバフグ2.0t | 詳細 |
2023/5/19 | 5月17〜18日に実施した調査船の観測結果によると、熊野灘の表面水温は21〜23℃台、50mは18〜22℃台、100mは15〜16℃台、200mは13〜15℃台で、各層において平年値と比較してやや高め〜かなり高めであった。 | ゴマサバ29t、ウルメイワシ24t、マルソウダ24t、マアジ22t、マサバ11t | ワラサ9.6t、マアジ5.2t、シイラ5.0t、イワシ類3.7t、ムロアジ類1.1t | 詳細 |
2023/5/12 | 黒潮蛇行北上部から、熊野灘沿岸に黒潮系暖水が波及している。このため、早田定置ブイの表面水温は20 ℃台、阿田和定置ブイでは19℃台を観測している。熊野灘浮魚礁#4は北西に振られ、水温は22℃台へと上昇した。 | ウルメイワシ32t、マアジ19t、マサバ6.6t、ゴマサバ6.2t、マルソウダ2.1t | ワラサ57t、ブリ26t、シイラ6.1t、マアジ3.9t、サバ類1.7t | 詳細 |
2023/4/28 | 熊野灘の表面水温は平年や過去5年平均並で、昨年より1℃ほど低い。浮魚礁#4は西南西に振られ、水温は18℃台半ばを観測。早田定置ブイの水温は表面、10mともに18℃台前半、阿田和定置ブイでは18℃台後半を観測している。 | マアジ35t、マサバ15t、ゴマサバ6.0t、ビンナガ1.1t、ヒラソウダ0.5t | ブリ12t、ワラサ5.9t、マアジ3.9t、シイラ2.9t、イサキ2.0t | 詳細 |
2023/4/21 | 黒潮蛇行北上部から波及した暖水が熊野灘沿岸を南下している。熊野灘の表面水温は、平年や過去5年平均並で、広く18〜19℃に覆われている。黒潮蛇行部の南下部と北上部が相互に接近しているため、黒潮流路が不安定になる可能性がある。 | マアジ95t、ゴマサバ66t、カツオ9.4t、ウルメイワシ6.9t、マダイ3.5t | ブリ47t、ワラサ19t、マダイ2.2t、マアジ1.8t、イワシ類0.8t | 詳細 |
2023/4/14 | 4月13〜14日実施の調査船による観測結果によると、熊野灘浮魚礁#4の水温は、19℃台で推移している。早田・阿田和定置ブイの表面水温は、18℃前後を観測。 | マアジ16t、カツオ3.9t、ゴマサバ1.2t、マルソウダ0.1t、スルメイカ0.1t | ブリ51t、ワラサ6.1t、ヒラマサ1.6t、イワシ類1.3t、ニベ類0.6t | 詳細 |
2023/4/7 | 黒潮蛇行屈曲部から波及した暖水が、熊野灘を南下している。浮魚礁#2は北西に、#4は西に振られて水温は1℃ほど上昇して19度台半ばを観測。3日の浜島定地水温は17.4℃と平年より3.0℃も高く、4月に入っても記録的な高水温が継続している。 | マアジ23t、マルソウダ18t、マサバ5.7t、マルアジ2.7t、ゴマサバ0.3t | ブリ71t、マアジ13t、ワラサ6.6t、サバ類5.1t、イシダイ1.3t | 詳細 |
2023/3/31 | 黒潮蛇行北上部の西偏が強まり、熊野灘の浮魚礁海域に近づいた。このため、浮魚礁#2は北東に振られている。#4は北西に振られ、水温は2℃ほど上昇して20℃を超えた。熊野灘の表面水温は平年より1℃ほど高く、過去5年平均より0.5℃ほど高い。 | マアジ40t、ゴマサバ29t、マサバ11t、カタクチイワシ1.4t、マルソウダ0.5t | ブリ32t、ワラサ6.3t、マアジ1.8t、イシダイ0.9t、マダイ0.3t | 詳細 |
2023/3/24 | 熊野灘に黒潮系暖水が波及し続けている。熊野灘浮魚礁は東に振られ、#4の水温は19℃まで上昇した後、18℃台にやや低下した。3月8日以降、浜島定地水温観測では同日過去最高値が頻出し、23日は平年値を4.5℃も上回る18.2℃と、顕著な高水温を観測。 | マサバ89t、マアジ28t、カタクチイワシ19t、ゴマサバ16t、ウルメイワシ10t | ブリ88t、ワラサ6.4t、マダイ1.9t、サバ類1.6t、マアジ1.2t | 詳細 |
2023/3/17 | 遠州灘沖の黒潮屈曲部から波及した暖水が、1ktほどの速さで熊野灘を南下している。早田・阿田和定置ブイの表面水温は18℃近くへと1℃ほど上昇した。黒潮蛇行北上部のS字が増しているため、しばらくは熊野灘に黒潮系暖水が波及しやすい海況が続く見込み。 | ウルメイワシ175t、マアジ74t、マルソウダ35t、カタクチイワシ29t、ゴマサバ6.4t | ブリ90t、ワラサ2.0t、イシダイ1.0t、ヒラソウダ0.6t、カンパチ0.2t | 詳細 |
2023/3/10 | 熊野灘には、反流となった黒潮系暖水が波及し、複雑な流れを形成しながら南下している。3月6〜7日の調査船による観測では、黒潮系暖水の表面水温は18〜19℃台で、水深数十メートルの水温は1〜2℃低い場合が多かった。 | ゴマサバ119t、ウルメイワシ62t、マアジ54t、マルソウダ35t、カタクチイワシ12t | ブリ41t、ヒラソウダ1.7t、ワラサ1.7t、サバ類1.2t、イシダイ0.7t | 詳細 |
2023/3/3 | 熊野灘沿岸の表面水温は、広く16℃台後半に覆われている。気温が上がったこともあり、英虞湾の表面水温は27日時点から3℃前後も上昇した。現在、熊野灘に流入している暖水の勢いは強くないが、東沖から新たな暖水が波及する兆候がある。 | カタクチイワシ179t、ゴマサバ102t、マアジ79t、ウルメイワシ13t、マイワシ5.3t | ブリ5.1t、ワラサ1.4t、サバ類1.3t、マアジ1.2t、イシダイ0.5t | 詳細 |
2023/2/24 | 熊野灘のごく沿岸の表面水温はやや下がり、片田・早田・阿田和定置ブイでは16℃台の水温を観測している。熊野灘の沖合の表面水温は17.5℃前後で、平年より1℃ほど高く、黒潮が大蛇行流路となった過去5年平均並。伊勢湾口部に顕著な潮境がある。 | ゴマサバ69t、マアジ65t、ウルメイワシ41t、マイワシ1.8t、マルソウダ1.2t | ブリ8.4t、サバ類8.3t、ワラサ2.4t、マアジ1.1t、イシダイ0.4t | 詳細 |
2023/2/17 | 熊野灘沖の小暖水渦は勢力を弱めながら沿岸沿いを南下し、熊野灘を抜けつつある。暖水渦が通過した熊野灘北部の水温は、約1℃下がって17℃前後。黒潮北上部のS字が強まってきているため、今後、新たな暖水が熊野灘に波及する可能性がある。 | ゴマサバ74t、マルソウダ68t、ウルメイワシ37t、マサバ26t、マアジ25t | ブリ15t、サバ類5.0t、ワラサ1.9t、ヨコワ1.2t、イシダイ0.6t | 詳細 |
2023/2/10 | 時計回りに流れる小暖水渦の西端が大王崎沿岸に達しており、暖水の一部は分流して熊野灘の沿岸寄りを南下している。暖水の影響に加えて気温が上がったこともあり、2月8日の浜島定地水温は16.2℃ (平年値+3.7℃)を観測し、同日の過去最高値を更新した。 | マアジ38t、マルアジ9.6t、ビンナガ3.4t、ウルメイワシ0.7t、ムロアジ類0.4t | サバ類7.2t、スルメイカ1.0t、ムロアジ類0.7t、ワラサ0.7t、マアジ0.5t | 詳細 |
2023/2/3 | 黒潮系暖水が熊野灘の沿岸を南下している。このため、片田・早田・阿田和定置ブイでは18℃前後と高い水温が継続している。また、伊勢湾口に顕著な潮境がある。黒潮蛇行北上部が東に開いた流路となり、遠州灘沖への黒潮系暖水の供給は弱まった様子。 | ウルメイワシ88t、マアジ28t、ゴマサバ26t、マサバ23t、オアカムロ3.7t | サバ類2.3t、ムロアジ類0.7t、ワラサ0.6t、ブリ0.6t、マアジ0.3t | 詳細 |
2023/1/27 | 遠州灘沖の黒潮から波及した暖水が大王埼に接岸し、熊野灘の沿岸を南下している。このため、片田定置ブイでは、19℃前後の水温が継続し、早田・阿田和定置ブイでは約1℃上昇して18℃台の水温を観測している。伊勢湾口に顕著な潮境がある。 | ウルメイワシ35t、マアジ19t、ボラ19t、ゴマサバ9.8t、マサバ6.2t | ワラサ1.6t、ブリ1.1t、マアジ0.9t、サバ類0.7t、スルメイカ0.3t | 詳細 |
2023/1/20 | 遠州灘沖から黒潮系暖水が波及していることにより、熊野灘はごく沿岸でも19℃前後の高水温が継続している。1月18日の浜島定地水温は15.3℃で、平年より2.9℃も高い。熊野灘浮魚礁は南西に振られ、水温は18℃台。伊勢湾口沖に顕著な潮境がある。 | ボラ123t、マアジ30t、ゴマサバ16t、マサバ7.1t、ウルメイワシ4.3t | ブリ3.8t、スルメイカ0.9t、メアジ0.8t、サバ類0.8t、ワラサ0.7t | 詳細 |
2023/1/13 | 遠州灘沖の黒潮から20℃台の内側反流が熊野灘に流入し、19℃前後の暖水が熊野灘に接岸している。この暖水の影響で、熊野灘の表層水温は平年より2〜3℃前後も高め。 熊野灘北部の表層では、1月としては記録的な高水温となっている。 | ウルメイワシ13t、ゴマサバ10t、マアジ2.6t、カンパチ小1.1t、マイワシ0.9t | ブリ4t、マルソウダ0.5t、マアジ0.5t、スルメイカ0.4t、サバ類0.4t | 詳細 |
2023/1/6 | 年末年始以降、熊野灘沖に波及する暖水の勢いが強まった。黒潮蛇行北上部が近いため、この暖水波及は今後しばらく続くと予測される。伊勢湾口に顕著な潮境がある。 | メアジ1.1t、マアジ1.0t、ブリ0.7t、サバ類0.7t、ムロアジ類0.6t | 詳細 | |
2022/12/23 | 熊野灘海域は黒潮系暖水の影響で表面水温は平年より1℃ほど高く、過去5年平均並。早田、阿田和定置ブイは19℃前後、片田では18度前後の水温を観測している。 | マアジ54t、ゴマサバ34t、ボラ29t、ウルメイワシ9.8t、マサバ8.3t | カンパチ4.0t、メアジ2.5t、マアジ2.3t、ムロアジ類1.8t、サバ類0.7t | 詳細 |
2022/12/16 | 熊野灘海域には駿河湾沖からの黒潮系暖水が間欠的に波及している。この暖水の影響により、神前浦では水温が18.5℃から1℃ほど急上昇した。早田・阿田和定置ブイは、20℃台の水温を観測している。熊野灘の表面水温は平年より0.5℃ほど高く、昨年並。 | マアジ32t、オアカムロ8.5t、ゴマサバ8.0t、マサバ5.1t、ウルメイワシ1.2t | カンパチ3.9t、マルソウダ1.2t、メアジ1.0t、ムロアジ類0.9t、マアジ0.8t | 詳細 |
2022/12/9 | 熊野灘東沖からの黒潮系暖水の流入が強まった様子。熊野灘浮魚礁#4の水温はやや上がって21℃弱を観測。早田定置ブイの水温は21℃弱、片田定置ブイは21℃前後で経過している。7日の浜島地先定地水温は17.8℃で、平年より2.0℃も高い。 | マアジ56t、キハダ13t、ゴマサバ9.3t、ワラサ5.3t、ビンナガ1.3t | マルソウダ12t、カンパチ3.7t、ヒラソウダ1.0t、サバ類0.9t、シイラ0.9t | 詳細 |
2022/12/2 | 反流となった黒潮系暖水が熊野灘沖を南下しているが、その勢いは強くない。一方、黒潮の流路より、今後、反流の勢いが強まる可能性がある。早田定置ブイと片田定置ブイによる観測が再開し、水温は、ともにゆるやかな低下傾向にあって21℃半ばを観測。 | マアジ108t、マサバ62t、ゴマサバ39t、オアカムロ7.6t、ワラサ4.9t | カンパチ0.8t、マルアジ0.6t、サバフグ0.4t、ワラサ0.3t、メアジ0.2t | 詳細 |
2022/11/25 | 黒潮系暖水が反流状に波及して熊野灘沖を南下しているが、勢いは強くない。熊野灘沿岸の海面水温は22℃前後に覆われ、比較的単調となった。黒潮の蛇行北上部が、やや西偏し始めており、今後、熊野灘への暖水の影響が強まる可能性がある。 | マアジ54t、マサバ43t、ゴマサバ12t、ムロアジ類5.0t、メダイ1.5t | 大型定置(片田・錦・九鬼)は休漁中 | 詳細 |
2022/11/18 | 黒潮系暖水が熊野灘の沿岸寄りを南下している。17日実施の観測結果によると、浮魚礁海域では南西に約0.8ktの流れがあり、表面から70m前後はよく混合していた。 | マアジ39t、マサバ23t、ゴマサバ21t、ワラサ5.4t、ウルメイワシ1.9t | 大型定置(片田・錦・九鬼)は休漁中 | 詳細 |
2022/11/11 | 御前埼沖の黒潮屈曲部から生じた反流が熊野灘の沿岸を南下しており、熊野灘の水温は沖合よりも沿岸の方がやや高くなっている。11月8日の調査船による観測では、熊野灘の表層水温は23〜24℃前後、100mでは18〜20℃前後で、平年並〜2℃前後高め。 | マサバ78t、マアジ24t、ゴマサバ16t、ウルメイワシ1.2t、ムロアジ類1.0t | 大型定置(片田・錦・九鬼)は休漁中 | 詳細 |
2022/11/4 | 熊野灘には、御前埼沖から黒潮系水が波及している。このため、熊野灘の内湾では、下層の水温がやや上昇した。一方、表層の水温は降雨の影響もあって低下した。熊野灘の海面水温は平年より1.5℃ほど高く、過去5年平均より1℃ほど高い。 | マサバ86t、マアジ60t、ゴマサバ23t、ムロアジ類4.8t、オアカムロ1.2t | 大型定置(片田・錦・九鬼)は休漁中 | 詳細 |
2022/10/28 | 熊野灘沖への暖水波及は弱まり、沖合でも水温の低下が進んでいる。熊野灘浮魚礁は#2,4ともに南西寄りに振られ、#4の水温は23℃台へと低下した。今後、気温の低下に伴って沿岸の表面から水温の低下が進むと予測される。 | マサバ78t、ゴマサバ69t、マアジ65t、ウルメイワシ30t、オアカムロ24t | 大型定置(片田・錦・九鬼)は休漁中 | 詳細 |